お店について

泣いた赤鬼

どこの山だかわからないある山の崖っぷちに一軒の小屋が建っていました。赤鬼の家です。
この心の優しい赤鬼は何とかして人間達と仲良くなりたいと、お茶やお菓子を用意して立札を建て村人達を呼ぼうとしました。しかし、人間は皆、鬼を恐れて近寄りません。
悲しんでいる赤鬼の所へ友達の青鬼が訪ねて来ました。友情厚い青鬼は、自分で村で暴れ、赤鬼が村人を救う役を買って出ました。
おかげで村人達に信用された赤鬼の家には、毎日のように村人達が遊びに来ました。
あの日以来姿を見せなくなった青鬼にお礼を言っていなかった赤鬼は、遠い山の中の青鬼の家を訪ねて行きました。
しかし、そこには青鬼はおらず、戸口に一枚の張り紙がしてあるだけでした。それには
|せっかく人間達と仲良くなれたのに自分が出て行ったら、また村人達が来なくなる。だから自分はしばらく旅に出る。いつ帰るかわからないけれど、君の事はいつまでも忘れない|
という意味の言葉が書いてありました。
それを何度も読みなおすと、赤鬼は、声を出して泣きました。

先代の味を受け継ぐ

レトロな店内のあちらこちらに飾られている鬼の面は、常連客からの頂き物の数々です。童話「泣いた赤鬼」のように、お客様と心暖まるお付き合いが出来る店にしたいと願った、先代の人柄と店の歴史を物語ります。2019年の閉店後も「赤鬼」を惜しむ声はやまず、みなさんの想いを背に立ち上がった私たちは、高齢の先代のもとで修業を積み、2020年に営業を再開。提供メニューもそのままに、先代の味と変わらぬ「焼めん」を復活しました。

店内の鬼たち
店内の鬼たち
店内の鬼たち
店内の鬼たち

「焼めん」はお店でも買えます

焼めんはお店で買えます
焼めんはお店で買えます

焼めんの買えるお店

喫茶「赤鬼」外観
喫茶「赤鬼」外観
喫茶 赤鬼

745-0054 山口県周南市西松原3-1-32

0834-31-2379

【営業時間】
11:00~15:00(L.O14:30)
17:00~20:00

【店休日】水曜日

【駐車場】10台

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